お墓・永代供養
墓地・霊園の種類
(1)寺院墓地
寺院が経営する墓地。原則として、その寺院の檀家が利用。
(2)公営霊園
自治体が経営する墓地。地域住民のための墓地。永代管理や永代供養はできないケースが多い。
(3)民営霊園
宗教法人・財団法人等の特殊法人などが経営する墓地。使用に対する制限が少ない。
墓地選びのポイント
(1)陽当たりがよく、風通しがよいこと
(2)水はけがよいこと
(3)管理事務所・駐車場・休憩所などの設備がしっかりしていること
墓地と税金
墓地に、「消費税」「相続税」「固定資産税」といった税金はかかりません。※墓地を購入するということは、土地の購入ではなく、「墓地を永代にわたり使用する権利の購入」ということになります。
墓石の価格
チラシや新聞の広告で「墓石20万円!」などの見出しが出ていることがありますが、文字の彫刻・花立・線香立て等の付属品・現地での据付費用など、必要な経費を含んでいない場合があるので注意が必要です。しっかりと複数社から見積りをとり、トータルでいくらかかるのかを確認することが大切です。
永代供養について
「永代供養」=「将来にわたってずっとお世話してもらえる」というつもりが、墓地の規約をよく読むと「30年後に合同の供養塔に移す」と記されてあったり、寺院の廃寺や代替わり、霊園業者の倒産などで遺骨を数年後に突然返却されたり、といったトラブルも実際に発生しているようです。永代供養と一口にいっても色々な形がありますので、実際に見学し、よく確認することが大切です。「供養はいつしておられますか?」「供養の日に見学に来てもいいですか?」「供養が終わった後は遺骨はどうなりますか?」などの質問をしてみて、どのような返事がかえってくるかも、判断する際の参考になります。ご不安な方は、気軽にご相談下さい。
納骨できる人数
石のお墓には埋葬人数の制限がありませんが、樹木葬や納骨堂の場合は「〇名まで」と納骨できる人数に限りがあります。樹木葬や納骨堂をお考えの方は、そのあたりの事も考慮し、息子さん娘さんともよく話し合った上で、決めるようにしてください。
お墓の継承者
昔はお墓や仏壇は長男が継ぐものと決まっている地域も多かったですが、現在は二男が継ぐケースや娘さんが継ぐケースも多くあります。お困りの方は気軽にご相談下さい。
家族内で信仰する宗教が異なる場合
両親のお墓は浄土宗のお寺さんにあるので、将来は子供達も一緒に入ろうと考えていても、子供がキリスト教徒だったり、新興宗教を信仰していたりする場合、お墓のあるお寺の住職さんに納骨を断られる可能性があります。