遺言と代襲相続

親よりも子が先に亡くなってしまった場合、子の子(孫)が代わりに相続するというルールがあるのですが、これを「代襲相続(だいしゅうそうぞく)」といいます。

では「不動産Aは長男○○に相続させる」という遺言書を残したのに、長男の方が先に死亡した場合、不動産Aは長男の子が当然に代襲相続することが認められるのでしょうか?

答えとしては「原則として代襲相続は認められないが、特段の事情がある場合は代襲相続が認められる可能性がある」となります。

どのようなケースが「特段の事情」にあたるかは個別事案ごとに判断されることになりますが、特段の事情があると証明することが簡単でないことだけは確かです。

大事なことは、そのようなときに争いにならないよう配慮した丁寧な遺言書を残すことです。

長男が先に死亡してしまった場合に代襲相続させるのか、させないのかを遺言書にはっきり書いておけば、解釈であらそう余地はありません。

相続人の争いを生んでしまうようなことのない遺言書作成をこころがけて下さい。

※遺贈(不動産Aを長男○○に遺贈する)の場合は、民法994条の規定により、代襲相続は認められません。

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